20201218 新型コロナウイルス感染拡大への茨城大学工学部の対応について(10)
令和2年12月18日
茨城大学工学部長 増澤 徹
20201218 感染拡大第3波への対応について
茨城大学工学部の学部生の皆さん, 新型コロナウイルス感染症が再度猛威を奮いはじめ, 年末年始前に第3波到来の様相を示していますが, いかがお過ごしでしょうか?
茨城大学でも後期に入ってから, 学生, 教職員に感染者を確認しています. 幸い, 学生・教職員個人や大学の感染防止策が功を奏し, 感染拡大, クラスターの発生等には至りませんでした. 関係部署の消毒, 濃厚接触者の陰性確認, 2週間以上の観察期間も終了し, 通常状態に戻っております. 今回の感染症のやっかいなところは「症状が発生する前の潜伏期が2日〜14日であること」,「発症前2日程度が最も感染力が強いこと」,「発症しても高齢者以外は無症状, 軽症が多いこと」が挙げられます. 感染してから潜伏期2週間, 発症後1週間の計3週間が他者にうつす可能性が高い最大の期間と考えられます. 是非, 濃厚接触またはそれに近い状況になりましたら3週間の特に慎重な行動・経過観察をお願いします. 今まで皆さんには「ウイルスをキャンパスに持ち込まない」を目標に感染対策にご協力いただきましたが, 感染拡大第3波が来ている今, 気をつけていても, いつ感染するか分からない状況になってきました. そこで,「ウイルスをキャンパスに持ち込まない」は引き続き第一目標にしていきますが, 「ウイルスを他者に拡散しない」にも力を入れていきたいと思います.
【伝染らない,伝染さない活動】
1)マスクによる飛沫拡散防止
2)手洗い,消毒による接触感染防止
3)換気による飛沫吸込防止
4)対人接触時間は15分以下にして感染確率低下
特に,
「食事の最中に会話を行わない」=「マスクが無い状態では会話をしない」
と
「会話を行う際は必ずマスクを着用する」=「いつでもどこでもマスク」
は重要です.食堂や研究室で昼食を取るときは十分にご注意ください.
スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーションではマスクによる飛沫拡散抑制率は70〜80%ですが, フェースガード, マウスガード(TVでよく見ますが・・・)では10%に激減します. フェースガード, マウスガードではなく, 「マスクをキャンパス内や公共の場では常に使用」 を確実に実施のほど, よろしくお願い申し上げます.
さて,年末年始は, 「伝染らない,伝染さない」 に気をつけつつ, 十分に休養を取り, 1月からの講義や研究に備えてください.
皆で, コロナに負けず, 新しい日常を作り上げ, 新年を迎えましょう.