平成21年度(後期)イブニングセミナーのお知らせ

前のページに戻る

茨城大学イブニングセミナー 2009年度後期 --- [2009/10/8~2009/12/3]

科学技術の研究・開発に携わる方々、関心をもつ市民、大学院学生を主たる対象とした研究・技術上の交流と人的ネットワーク形成を目指したセミナーです。

・ どなたでも参加できます。
・ 関心のあるテーマのみの参加もできます。
・ 参加申し込みは、不要です。
・ 受講料は、いりません。

■開催日時
 木曜日 18:00 から 19:30 まで

■開催場所
 茨城大学工学部 E棟1階 100番教室(主会場)
 茨城大学理学部 K棟1階 インタビュースタジオ(水戸キャンパス)
                         【主会場の映像等をスクリーン投影】
 で開催します。

茨城大学大学院理工学研究科
後援 : (財)小平(おだいら)記念日立教育振興財団高尾基金

■問い合わせ先
 茨城大学工学部 総務係
 茨城県日立市中成沢町4-12-1
 TEL  0294-38-5004
 FAX  0294-38-5255

 


 

イブニングセミナープログラム
(2009年度後期)

(注) 10/8の台風による休校措置のため、鈴村講師及び遠藤講師の講演日程が変更となりました [2009/10/9]。
(注) 当初、10/29に予定していた田中先生の講演は12/3に変更となりました [2009/9/30]。


月日 講演題目及び講師 講演概要
10/8
10/15
接合加工の基礎と応用(3)

鈴村暁男
東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 教授
金属やセラミックスを母材強度と同等に接合する技術として溶接やろう付けがあります。一見当たり前のように適用している種々の接合技術の中でも、とくに金属を溶かさずに固相のまま接合する技術と、なかなか金属と接合するのが難しいダイヤモンドのろう付け技術について、その原理を分かりやすく解説しその応用例についても紹介します。
10/22 熱力学と材料科学
-熱と温度の物理化学を考える-


阿竹 徹
東京工業大学総合安全管理センター 特命教授
熱と温度の基本概念より始め、熱力学の基本法則を理解して、物性物理化学的立場から物質の凝集機構とその存在形態の安定性について説明します。温度目盛と計測および熱測定技法、さらにデータの解析についても説明します。各種材料における機能性発現機構、とりわけ相転移現象に着目して、その構造と物性の相関を説明します。
10/15
10/29
接合加工の基礎と応用(4) -接合加工の実際と課題-

遠藤一彦
株式会社 日立製作所 日立事業所 タービン製造部 主任技師
弊社で製作している大型溶接構造物は、炭素鋼からステンレス鋼、アルミニウムと多種にわたる中、一般的な電気溶接を始め、レーザ溶接、電子ビーム溶接を適用しています。
今回、弊社で製作しています溶接構造物をベースとしたモノづくり・自動化等について紹介します。
11/5 次世代型補助人工心臓による重症心不全治療

山嵜健二
東京女子医科大学大学院心臓血管外科循環制御学分野 教授
本邦での臨床治験は2005年5月に開始、全18例を完了した。全例にて拍動流補助による心係数の著明な改善を得、生存率は1年83%、4年70%と良好でありました。15名は退院・自宅療養へ移行、就労復帰3名、就学復帰1名、結婚1名など高いQOLを得ました。重大な故障やポンプ交換は0であり、優れた長期信頼性を示しています。
11/12 FTTHの進展と最近の光アクセスサービスの動向

辻川恭三
NTTアクセスサービスシステム研究所アクセスメディアプロジェクト 媒体基礎グループ(メ基G) 連携大学院客員准教授
インターネットを通じた音声や映像配信といったブロードバンドサービスを支える社会的なインフラとして、光ファイバをユーザ宅まで布設するFTTH(FiberTo The Home)が急速に普及しています。FTTHを安く、タイムリーに提供することを目指した最新の光技術(接続、宅内布設、光ファイバケーブルなど)とともに、次世代の光ネットワークサービスの動向について紹介します。
11/19 放射線と発がん
-生物はどのようにして遺伝子を安定に維持するか-


田内 広
茨城大学理学部 生物科学領域 教授
放射線は、発がんリスクを上昇させる一方、がん治療にも利用されています。放射線被曝した細胞のDNAには、切断などの様々な損傷が生じ、これらの損傷がどう処理されるかが細胞死や発がんリスクに大きく影響します。本講演では、放射線によって生じたDNA切断に対する修復機構を中心に、私たちの研究成果を交えて紹介します。
11/26 重力波 ―宇宙の新しい観測手段―

黒田和明
東京大学宇宙線研究所 教授
重力波はアインシュタインの一般相対性理論で予言された時空の歪波で、それが直接に検出されたことはありませんが、検出されれば、理論の検証に役立つばかりでなく、この観測によって、新しい宇宙像を獲得することができます。この重力波の検出のための開発・研究を中心として現在世界で進められている重力波天文台の活動を紹介します。
12/3 J-PARCにおける新しい中性子構造生物学の幕開け

田中伊知朗
茨城大学工学部 物質工学領域 准教授
大強度陽子加速器施設(J-PARC)の稼動によって、次世代の大強度中性子ビームが利用できるようになり、タンパク質やDNAの水素原子が非常に見やすくなることが分かりました。生命活動のなかで水素原子や水素イオン(プロトン)はなぜ重要なのか、J-PARCの中性子でどのくらい見やすくなるのかを説明します。
  • (研)茨城大学工学部公式 YouTube 研究者紹介動画
  • ライブ講義集
  • 茨城大学 受験生応援
  • 入学を決めた理由
  • 大学案内パンフレット
  • こうがく祭2023
  • 来学する際のお願い
  • 茨城大学工学部公式facebook
  • Instagram Bバナーサイズ
  • 工学部教員一覧
  • 教職員向けメニュー
  • 学内向けメニュー
  • 工学部学生意見
  • ?未来を創る工学?未来を創ろう!地球を救う科学技術を学ぼう!
  • 茨城大学バナーB
  • 茨城大学大学院理工学研究科バナーB

このページの先頭へ