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インタビュー:茨城大学工学部の教授たちの挑戦
 
 
 
先生方が取り組んでいる研究テーマとその社会的背景を教えてください。
 
研究室   最近、温暖化などの影響で、災害が加速されていると言われていますね。台風の大型化と発生頻度が増加、高潮や土砂災害の多発など、新聞やテレビでも聞いたことがあるでしょう。その一方、それとは直接関係のない地震も、多発傾向にあり、同時に規模も大きくなる傾向がみられます。
  もしも、これらが同時に、あるいはほとんど前後して起こったらどうなるでしょうか。私たちはこれを「複合的災害」と呼んでいるのですが、そんな不安を解消する必要に迫られていると思いませんか。われわれの研究室では、こうした現象の解明と、その対応策・適応策の提言に取り組んでいます。
 
  次に、放射性廃棄物の問題です。日本は、エネルギー政策、CO2の排出問題、化石燃料資源の枯渇の可能性から、総電力の一部を原子力に頼らざるを得ません。問題は、原子力発電にともなって発生する放射性廃棄物を、いかに安全に処分するかです。小峯先生は、長年、このテーマに取り組んでいます。
 
  もう一つは、廃棄物の有効利用です。環境への負荷の低減、コスト削減という利点がある一方、コスト評価や流通、廃棄物がもつマイナスイメージをどう払拭するかについて考える必要があります。
  廃棄物利用の研究成果の一例として、古タイヤを破砕して砂や礫材料として使う「タイヤチップス」があります。地震時の液化防止技術への利用のほか、廃棄物処理施設の有害物質が地震時に漏洩するのを防ぐ材料として既に活用されています。
実験室
 
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