奈良宏一前工学部教授・評議員（現在　福島工業高等専門学校長）がIEEE Fellow に選ばれました。

奈良宏一前工学部教授・評議員（現在　福島工業高等専門学校長）が2011年1月1日付で、「配電系統自動化に関する貢献」で米国電気電子学会（Institute of Electrical & Electronics Engineers: IEEE）フェローに指名されました。 IEEEフェローの資格はIEEEに関連する分野で顕著な業績をあげた人物にIEEE理事会が贈るものです。年間に昇格する総数は選挙資格がある会員数の0.1％を超えることはできません。IEEEフェローは会員の最上位の資格であり、技術委員会では名誉と貴重な経歴と見なされます。2011年には321名が昇格しました。

奈良宏一先生は35年にわたって電力系統並びに配電系統の最適計画・運用分野で研究してきました。この分野で、これまでに50編以上の学会誌論文と100編以上の国際会議論文、5編の著書を著しました。特に、配電系統運用計画と電力系統への知的システムの応用分野で著名です。

IEEEは世界の先端技術の学会です。160カ国から38万5千人の会員を有する、宇宙空間システムから情報通信、医工学、電力システム、消費者電子機器に至るまで広い分野の指導的権威となっています。 IEEEは電気電子工学並びに計算機科学の分野で世界の30％の文献を出版し、900以上の技術標準を開発しています。また、毎年ほぼ400の国際会議を主催又は共催しています。IEEEまたはIEEEフェローについての情報はwww.ieee.orgを参照願います。