三枝教授 (工学部) がJT-60共同研究優秀賞を受賞しました
平成26年7月15日に開催された日本原子力研究開発機構トカマク国内重点化装置共同研究の成果報告会(炉心プラズマ共同企画委員会/プラズマ実験・システム開発専門部会共催)において、H25年度終了課題の中から、平成24年度-25年度の2年間、茨城大学と日本原子力研究開発機構で行われた共同研究が最も優秀であると判定され、平成25年度JT-60共同研究優秀賞を受賞しました。
◎受賞業績
「JT-60SA電子サイクロトロン加熱装置用広帯域偏波器の開発研究」
◎受賞研究内容概要
ITER のサテライトトカマクとしてその成果を期待される JT-60SAの電子サイクロトロン波帯加熱電流駆動装置では、現在の110 GHz帯に加え138 GHz帯での運転も検討されており、それに伴って伝送路に設置されている偏波器も広帯域化が必要となった。本研究ではJT-60SA用に110 GHzと138 GHzの2周波数で使用可能な広帯域マイターベンド型偏波器の開発を目指し、広帯域低電力試験用偏波器の試作を行い、110 GHz, 138 GHzの両周波数で全域偏波器となっている事を確認した。また冷却及び駆動機構付き偏波器の設計・製作を行い、周波数110 GHzにて大電力試験を行い、耐電力特性、高周波損失の回転角依存性を確認した。