長真啓助教(工学部)が第52回日本人工臓器学会大会でGrant-MERAを受賞しました
長真啓 助教(工学部)が2014年10月17~19日に北海道で開催された52回日本人工臓器学会大会にて、Grant-MERAを受賞しました。本賞は、人工臓器分野において萌芽的研究を掘り起し研究助成を行うことを目的としています。今年度は18件の申請の中から2件が選出されました。
【受賞テーマ】
超小型5軸制御磁気浮上モータを用いた乳幼児・小児用人工心臓の研究開発
【受賞研究内容】
小児用人工心臓には人工心臓の中でも高い要求が課せられており、10歳以下の小児に適用可能な補助人工心臓は実用化に至っていない。茨城大学工学部機械工学科の増澤・長研究室では、磁気浮上技術を用いた次世代型人工心臓の研究開発を行っている。本研究課題では、小型5軸制御磁気浮上モータと遠心血液ポンプ(ターボポンプ)を組み合わせた開発中の小児用人工心臓について、磁気浮上安定性評価とin vitro、in vivoにおける血液適合性評価を行い、乳幼児、小児患者に適用可能な人工心臓実現を目指す。磁気浮上人工心臓のアイデアの新規性について議論され、今後の小児循環治療へ大きく寄与するものと評価され受賞に至った。