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理工学研究科後期博士課程2年生が国際電気化学会のポスター発表で優秀賞を受賞

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10月4日~8日に台湾で行われたINTERNATIONAL SOCIETY of ELECTROCHEMISTRY(国際電気化学会:ISE)主催の国際会議「66th Annual Meeting of the International Society of Electrochemistry」で、理工学研究科物質科学専攻後期博士課程2年の馬場恒生さんが、ポスター発表で「Best Poster Prize」(優秀賞)を受賞しました。

賞状 受賞した馬場恒生さん

1949年に設立されたISEは、3000以上の個人と20以上の企業からなり、電気化学、特にエネルギー分野において権威ある学会として知られています。今回の会議には、世界中から3000名以上の技術者、研究者、学生が参加し、ポスター発表では26名にBest Poster Prizeが授与されました。

馬場さんは、原子力、化石燃料に頼らないエネルギー時代を支える可搬電子機器、電気自動車の電源をはじめクリーンなエネルギー変換システムとして欠くことのできない電池のうち、特に注目されている燃料電池の電極触媒に関する基礎研究を活発に行っています。後期博士課程に入学以来、「高次構造を制御した新規繊維状炭素を用いる固体高分子形燃料電池用触媒に関する研究」というテーマで研究に取り組んでいます。これまで固体高分子型燃料電池(PEFC)の触媒担体には微粒子状のカーボンが用いられていましたが、馬場さんの研究では、この触媒担体にカーボンナノチューブの一種であるカーボンナノフィラメントが複雑に絡み合った構造体を使用。その結果、燃料電池の性能をより高出力、高耐久にすることが可能になりました。

今回馬場さんは、江口美佳工学部生体分子機能工学科准教授らとの共同研究として、「Enhancement of PEFC performance using a Marimo carbon(マリモカーボン使用による固体高分子型燃料電池の機能強化について)」というテーマで発表し、その独創性などが評価されました。

受賞した理工学研究科物質科学専攻後期博士課程2年・馬場恒生さんのコメント

研究発表 : 「Enhancement of PEFC performance using a Marimo carbon」

Koki Baba, Mikka Nishitani-Gamo, Toshihiro Ando and Mika Eguchi

この度はISE Best Poster Prizeという大変すばらしい賞を賜り、ありがとうございます。このような名誉ある場で、自分の携わっている研究が一定の評価を頂けたことを非常にうれしく思います。

今回の受賞は、指導教員である江口美佳先生の熱心なご指導を始め、共同研究者様のご助力、同じ研究室に所属する学生の多くの協力、特別研究員として採用して下さっている日本学術振興会からの支援など、多くの関係者様に支えて頂いた結果であり、大変感謝しております。

未だ実力の足りていない若輩の身の上ではありますが、この経験を糧に今後も精一杯研究活動に努めていく所存です。

皆様には今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。この度は本当にありがとうございました。

(2015年10月27日)

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