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工学部・車谷 麻緒 准教授と大学院生らが日本計算工学会主催の第22回計算工学講演会においてグラフィクスアワード最優秀賞を受賞

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工学部都市システム工学科の車谷麻緒 准教授、大学院理工学研究科M1の佐々木 浩武さん、D1の相馬 悠人さん、同研究科修了生の邊見 哲一さんによる論文が、日本計算工学会の第22回計算工学講演会グラフィクスアワード最優秀賞を受賞しました。

グラフィクスアワードは、計算工学講演会論文集に掲載された論文(300~400編)に含まれるコンピュータグラフィックスのコンテンツの中から優秀と認められるものに授与される賞で、最優秀賞・優秀賞・特別賞の3種類があります。このたび車谷准教授らの研究グループが作成したグラフィクスは、先進的な技術を用いて複雑な物理現象をわかりやすく可視化したことが認められ、最優秀賞を受賞しました。

2017年6月1日、第22回計算工学講演会において賞の授与式が行われました。

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受賞作品
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授賞式の様子(左から車谷准教授、D1相馬さん、M1佐々木さん)

研究内容

鉄筋コンクリートには大小様々なひび割れが発生します。ひび割れは構造物の力学性能を低下させるだけでなく、水やイオンの通り道になり、鉄筋の腐食を早めてしまうため、構造物の耐久性にも悪影響を及ぼします。ひび割れの多くは構造物の内部や鉄筋のまわりに発生するため、表面に現れたひび割れの一部しか目にすることができません。

本研究では、ひび割れの3次元幾何形状を再現できる数値シミュレーションを用いて、鉄筋コンクリートに発生・進展するひび割れを3次元で再現し、さらに3Dプリンタを用いてそれを造形化しました。本研究の可視化の特徴は、空気の部分に当たるひび割れを立体的に具現化し、通常は見えない部材内部のひび割れ挙動までを詳細に造形化したことです。

上記の画像(受賞作品)は、鉄筋コンクリート部材のコンクリート部分を消去し、鉄筋とひび割れのみをコンピュータ内で可視化した結果(Virtual)と、造形化後にカメラ撮影した実際の写真(Real)を示しています。よく見なければVirtualと区別できないぐらい、正確に造形化されています。

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