新型コロナウイルス感染症の影響下で受験・入学する皆さまへのご案内
受験する皆さまへ
新型コロナウイルス感染症の影響下における令和3年度入学者選抜の受験に際して、 日頃からの心がけや受験当日における留意事項等 が、 茨城大学の入試情報に掲載されていますので、ご参照ください。
入学する皆さまへ
茨城大学工学部での授業の状況
皆さまの1年先輩にあたる2020年度の入学生には、 茨城大学のウェブサイトおよび情報システムを用いたオンラインでの入学前ガイダンスなど、 例年にない苦労を強いることになってしまいましたが、揃って新学期をスタートできました。

2021年度の新入生は、キャンパスでの活動機会を増やせる予定ですが、 コロナウイルス感染拡大の状況によって万一オンラインになってしまったとしても大丈夫なように、 実績に裏打ちされたサポート体制を用意してあります。
「茨大×遠隔授業 ― 順調な遠隔授業実現のキーファクター」 と 読売新聞の記事「オンライン授業でみえた新たな教育の可能性」 も参考にされてください。
茨城大学のオンライン授業は双方向リアルタイムのWeb会議方式
ひとくくりにオンライン授業と世間では呼ばれていますが、その形態は、
A. 映像・音声の双方向リアルタイム通信で学修・質問・議論のできるWeb会議方式
B. 録音・録画された授業を個々の学生さんが見ながら自己学修するオンデマンド方式
C. 書面の資料を個々の学生さんが見ながら学修して宿題を提出する事実上の自習方式
など様々です。
茨城大学は、マイクロソフトOffice365クラウドサービスの TeamsというWeb会議機能を用いたAの方式 (映像・音声の双方向リアルタイム通信で学修・質問・議論のできるWeb会議方式)を採用しています。 科目によってはクラスを複数の班に分け、学生さんが班ごとのWeb会議で協働するグループ活動も実施されています。 英語の授業では、教室での授業と同じように英語・日本語まじりの会話がマイクを通して飛び交っています。

オンライン授業時の通信障害に備えるための授業の録音・録画は、 授業内容の確認や復習にも役立つという効果を発揮しました。 学生さんのアンケートによる授業の評価では、 工学部においてはコロナ前よりも満足度・理解度ともに向上したという結果が出ています。
実験・実習・研究は徹底した感染防止策のもとでキャンパスにてオンサイト実施
工学部で学ぶ学問は、主に自然現象を相手にしますので、オンラインのみで学修が済むはずはありません。 茨城大学工学部では、実際の機材を使った実験・実習等の授業は、 徹底した感染防止策のもとで、キャンパスに登校して 実験室やフィールドで行うオンサイト授業として実施されています。

卒業研究や大学院生の研究は、感染防止の体制がとりやすい少人数で行われるため、 ほとんど停滞することなく研究室において継続的に実施されています。 学会発表はオンラインでできるため、むしろ効率的になっているといえます。

ウィズコロナ体制では教室でも自宅でも受講できるオンライン・オンサイト両用授業
2020年9月末からは、オンライン授業を標準としながらも、 クラスメートとの交流・友人づくりに役立つように、 すべての学生さんが週に1回程度以上キャンパスに登校して活動できる機会を設けて、 ウィズコロナ体制への移行をはかっています。
茨城大学のキャンパスでは、すべての教室とラウンジで高速無線LAN接続が無料で利用可能ですので、 学生さんは、教室にいても自宅にいても、双方向リアルタイム型の授業に参加できるようになっています。


アフターコロナ体制では学修のDX化が進みます
来たるべきアフターコロナ体制では、 ウィズコロナ体制で獲得した様々な情報システムの利用ノウハウを生かして、 オンラインとオンサイトの良いところを組み合わせて学修のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進みます。 たとえば、教室で授業を受けて自宅で復習するという旧来の方式に代わって、 自宅でビデオ授業を見て予習しておき、 教室や実験室で演習問題やクラスメートとのディスカッションを通して理解を深める「反転学習方式」の授業が増えていきます。