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インタビュー:茨城大学工学部の教授たちの挑戦
 
「材料研究が日本最大の電子・情報産業市場を支える」
 
大貫 仁 教授
マテリアル工学科
 
 
「マテリアル工学」という分野は、どんなことを勉強するのでしょうか。
 
デスク   われわれが使っている、パソコンや携帯電話、液晶TV、自動車、それに旅客機やMRIなどの使いやすさは、それをつくっている材料によって決まるんです。製品の性能を上げたり、デバイスの信頼性を高めるのが材料なんですね。
  マテリアル工学科では、そうした身の回りで活躍する電子・情報材料や社会基盤材料などの工業材料の性能や構造の基礎を学ぶとともに、新材料=マテリアルの研究開発を行っています。
  原子のレベル技術開発から巨大建造物に使われるような軽量・高強度が求められる材料まで、幅広い材料の性能特性と信頼性について学びます。また、地球と環境にやさしい資源循環型社会をささえるエコマテリアルの開発も重要です。目指しているのは研究と教育を通し、「ものづくり」の専門家やリーダーの育成です。
 
マテリアル工学のなかでも、「電子・情報材料学」はどんな分野ですか。
 
  電子・情報産業は、日本でもっとも発展している分野であり、応用製品まで入れると30兆円という巨大市場をもっています。自動車が18兆円、鉄鋼は8兆円という市場規模であるのと比べても、いかに重要かがわかっていただけると思います。さらに身近なところで言えば、携帯電話やパソコンの性能が向上し、さまざまなコミュニケーションや通信が手軽にできるようになったのは、電子・情報材料の発展のおかげなんです。
  世界はいま、いつでも・どこでも・誰とでも情報交換できる「ITユビキタス社会」に向かっています。その実現には、その手段であるデバイスに使われる材料の高性能化と信頼性が必要なわけで、そうした研究を行うのが、私どもの電子・情報材料学です。
 
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