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「社会のインフラを守るシステムを設計・開発する」
柳岡淳(やなおか あつし)
株式会社日立製作所 情報制御システム事業部
【プロフィール】
株式会社 日立製作所 情報制御システム事業部 勤務
1974年 茨城県笠間市出身
1993年 茨城県立緑岡高等学校 卒業
1997年 茨城大学工学部 電気電子工学科 卒業
1999年 茨城大学大学院 博士前期課程電気電子工学専攻 修了
1999年 株式会社日立製作所 入社
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現在の仕事
電力システムの保護・制御装置に実装するソフトウェアの設計・開発を行っています。
各家庭に送られる電気は、発電所で作られた電気が、変圧器で数万〜数十万Vの高い電圧に昇圧され、送電線を通じて各地域に送られた後、変電所で数千Vの低い電圧へ降圧され、配電線を通じて各家庭へ送られています。
この過程で、鉄塔に雷が落ちたり、送電線にクレーンが引っ掛かったりという事故が発生すると、通常の数十〜数百倍の電流が流れ、送電線や変圧器を焼損させてしまいます。こうした危険や損害を未然に防ぐのが、電力システムの保護・制御装置です。系統事故を瞬時に検出し、遮断器(=巨大なブレーカ)に対し系統遮断の指令を出すためのもので、私は、その装置のソフトウェアの設計・開発を担当しています。
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卒業研究のテーマ
パワーエレクトロニクスやシステムの制御に関する研究室で、「スライディングモード制御」のシミュレーションを行っていました。工場や病院などに物品運搬システムがありますね。通路に引かれたラインに沿って進む自動搬送車です。その運行制御に適用するような制御の理論についての研究です。
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大学時代、勉強以外に力を入れたこと
大学1年から4年まで弓道部に所属していました。在学中は、工学部にある弓道場でほとんど毎日練習していましたね。週末になると水戸校舎の弓道場で、各キャンパス――日立・水戸・阿見の合同練習がありました。ちなみに私は3段を持っています。どちらかというと勉強より熱心に活動してかもしれません。
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