工学部日立キャンパスにて、ベトナム学生へのサマーセミナーを実施しました

工学部日立キャンパスにて、ベトナム学生へのサマーセミナーを実施しました

茨城大学とベトナム国家大学(ハノイ科学大学(HUS))との国際交流の強化、工学部の国際化及び留学生の増加を図ることを目的に、ベトナム・ハノイ科学大学学部生5名を迎え、9月26日～10月2日の7日間の日程で短期セミナーを開催しました。

ベトナムからの参加学生5名は、本学の学生達と共に集中講義「先端科学技術入門」を受講しました。本学教員により実施された全6回の講義を熱心に受講し、積極的に質問をして講義への理解を深めました。ディスカッション及びプレゼンテーションでは自国での専攻に係わらず積極的に学生同士で意見を出し合い、本学の学生と協力して成果を発表する姿を見せてくれました。

研究訪問として訪れた原子力研究施設J-PARCでは、各施設を見学し研究に興味を持つと共に解説に熱心に耳を傾けました。また国際交流の一環として、レセプションを行い本学の学生及び教員達と親交を深め、日本の独特の文化に驚き、生寿司等の日本食に果敢にチャレンジしました。

ハノイ科学大学生からは茨大や日本の環境の良さに感動し、興味深い講義や茨大生との意見交換を通してとても有意義で思い出深い経験が出来たと喜ぶ意見が多く、また日本を訪れたい。また茨大生ともお会いしたいとのコメントを寄せてくれました。茨大生としては、英語は難しかったが違う視点からの意見を聞けて勉強になった。ベトナムへ行ってみたくなった等の意見があり、英語での授業やコミュニケーションに苦戦しながらも、時にジェスチャーを使い懸命に会話を試みようとした姿が見られ、お互いにとってよい刺激となりました。

全体的に参加学生の満足度は高く、ベトナム・ハノイ科学大学と茨城大学の国際交流を高めることができ、工学部としても国際化の実績を積み重ねることが出来ました。今年度は講義を担当した頂いた先生方の研究室に興味を持ち、見学をお願いした学生の姿も見られ、将来大学院へ進んでもらえると良いと期待しています。

写真1 2016年度サマーセミナー開会式(工学部長と記念撮影)
写真2 授業に興味津々	写真3 ウェルカムレセプション
写真4 グループディスカッション	写真5 J-PARC見学