工学部・五十嵐 淑郎 教授が2016年度日本分析化学会学会賞を受賞
工学部の五十嵐 淑郎 教授が、このたび「2016年度日本分析化学会学会賞」を受賞し、2016年9月15日(木)に北海道大学で行われた日本分析化学会第65年会において表彰状を贈呈されました。
この賞は、同会の正会員にして分析化学に関する貴重な研究をなし、その業績を同会論文誌およびその他の論文誌に発表した者の中から、特に優秀な者に贈呈されるものです。
今回の五十嵐教授の受賞は、研究業績「超微量分析を志向する新規な化学反応の発見と分析システムの創成」が評価されたものです。学会の機関誌「ぶんせき」に掲載された理化学研究所の前田端夫氏による推薦文では、「超微量分析を志向して特異的かつ新規な化学反応を発見し、基礎研究とともに高感度・高選択的な分析"化学システム"の構築を行ったものである。特に、均一液液抽出法(HoLLE)、イオン液体、水溶性ポルフィリンおよび自己触媒反応系などは独創的なものであり、微量分析の分野で先導的な役割を果たしてきた。よって、分析化学の発展に貢献するところ顕著なものがある」と紹介されています。
授賞式にて表彰を受けた後には、同演題による受賞講演も行われました。


(2016年10月7日)