理工学研究科 博士後期課程 情報・システム科学専攻3年 田辺素洋君がICTC2016 Excellent Paper Awardを受賞しました
2016年10月19~21日に韓国の済州島のラマダプラザホテルにおいて開催された ICT(Information and Communication Technologies)に関する国際会議であるThe 7th International Conference on Information and Communication Technology Convergence (ICTC 2016)にて、本学の理工学研究科 博士後期課程 情報・システム科学専攻3年 田辺素洋君が発表した論文 "A Novel Overlap FFT Filter-Bank using Windowing and Smoothing Techniques to Reduce Adjacent Channel Interference for Flexible Spectrum Access" (著者:田辺素洋、齋藤 晟、梅比良 正弘、武田 茂樹)が、ICTC2016 Excellent Paper Awardを受賞しました。本Awardは、ICTC2016において発表された300余の論文の中から、優秀論文(今年は3編)に贈呈されるものです。
本論文は、空き周波数を有効に利用するコグニティブ無線や、次世代のIoT、ブロードバンドモバイルを目指して研究開発が進められている第5世代モバイル通信において、高速から低速までの様々な速度で柔軟にワイヤレス通信を行うための、周波数帯域とキャリア周波数を柔軟に変更可能なフィルタバンクの高性能化に関する手法を提案し、シミュレーションにより性能評価を行ったものです。本フィルタバンクでは、重み付けによるスムージング技術により、隣接チャネルへの干渉を大幅に低減しつつ、良好な伝送特性を得ることができるため、周波数のさらなる有効利用に貢献できるものと期待されます。
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バンケットでの授賞式 (左から田辺、梅比良) | 賞状 |