茨城大学工学部機械工学科 増澤・長研究室の國府田芳彰さん(理工学研究科博士前期課程2年)が第32回ライフサポート学会でバリアフリーシステム開発財団奨励賞,斎藤拓也さん(理工学研究科博士前期課程2年)が第25回MAGDAコンファレンスで優秀講演論文賞を受賞しました
國府田芳彰(理工学研究科博士前期課程2年、写真左)さんが2016年9月4~6日に開催された第32回ライフサポート学会大会にて、磁気浮上型全人工心臓の磁気浮上アクチュエータの最適構造検討について成果を発表し、バリアフリーシステム開発財団奨励賞を受賞しました。本賞は、ライフサポート学会年次大会においてライフサポート科学技術についての特に優れた論文発表者に贈られるものです。
斎藤拓也(理工学研究科博士前期課程2年、写真右)さんが2016年11月24~25に開催された第25回MAGDAコンファレンスにて、磁気浮上型小児用人工心臓の開発・性能評価についての成果を発表し、優秀講演論文賞を受賞しました。本賞は、電磁現象及び電磁力に関する研究成果を発表し、特に優れた論文発表者に贈られるものです。
受賞テーマ
- 全置換型人工心臓用磁気浮上モータの改良 (國府田 芳彰)
- 超小型磁気浮上式小児用人工心臓の開発 (斎藤 拓也)
受賞者のコメント
- 國府田 芳彰
- 第32回ライフサポート学会大会バリアフリーシステム開発財団奨励賞を受賞したことを大変嬉しく思います。私は、両心不全患者救命のための単一磁気浮上モータを用いた全置換型人工心臓の研究開発を行っています。受賞論文では、開発中の全置換型磁気浮上人工心臓において、低消費電力かつ安定磁気浮上を実現するに最適な磁気浮上モータの構造を検討しました。本研究成果を評価していただいたことに感謝しております。受賞できたのは、指導教官である増澤徹先生、長真啓先生をはじめ、私に関わってくださった方々のおかげです。これからも頂いたご恩に報いるべく研究に精進してまいります。
- 斎藤 拓也
- MAGDA優秀講演論文賞を受賞できましたことを大変光栄に思います。私がこの賞を頂戴できたのは、増澤先生、長先生の熱心なご指導と、増澤・長研究室メンバーや両親の支えがあったからだと思います。皆様には心より感謝申し上げます。本研究では小児心不全患者の体内に埋め込み可能な磁気浮上型補助人工心臓を開発しています。今後更なる改良を行い、高性能な磁気浮上血液ポンプを目指していきます。頂いた賞を励みに研究に取り組みたいと思います。
