工学部の鵜野将年准教授が第12回わかしゃち奨励賞優秀賞を受賞
工学部電気電子工学科の鵜野将年准教授が、愛知県、公益財団法人科学技術交流財団及び公益財団法人日比科学技術振興財団による平成29年度愛知県若手研究者イノベーション創出奨励事業「第12回わかしゃち奨励賞」の応用研究部門において、「優秀賞」を受賞しました。
2018年1月30日にあいち産業科学技術総合センター(豊田市)で行われた優秀提案発表会・表彰式では、県内企業や科学技術コーディネーターなどに対し、受賞者による研究のプレゼンテーションが行われ、それぞれの受賞者に賞状が授与されました。

「わかしゃち奨励賞」は、愛知県、公益財団法人科学技術交流財団及び公益財団法人日比科学技術振興財団が、優れた若手研究者の研究テーマならびにアイデアを顕彰する制度で、第12回となる今年度は「イノベーションで未来に挑戦〜次世代成長産業の創造〜」をテーマに募集が行われました。
受賞した研究提案の概要
【研究テーマ】
湾曲太陽電池パネルの発電量向上と用途拡大を具現化する補償器
今回、奨励対象となった鵜野准教授の研究は、フレキシブルパネルや湾曲面で用いられる太陽電池パネルの発電量を向上させる「補償器」の開発を提案するものです。湾曲面では太陽光の日射強度が不均一となることで太陽電池パネル全体の発電量が著しく低下する問題が知られており、湾曲面への太陽電池パネルの応用を阻害する要因となっています。今回提案する補償器の採用により日射強度不均一に起因する悪影響を解消することができるため、湾曲面への太陽電池パネルの用途拡大が期待されます。この研究提案が、産業や社会への貢献につながるものと認められ、このたびの受賞に至りました。