電気電子システム工学領域の武田茂樹教授の研究成果がRFIDの情報ポータルサイトで紹介されました
理工学研究科(工学野)の 武田茂樹教授 の研究による、災害時の安全確認情報通信に関する研究成果が、RFIDタグを利用した意義ある実績として、RFIDに関する企業の情報ポータルサイトで紹介されました。
RFIDとは近距離無線通信を用いた自動認識技術のことです。そのリーダー・ライターの役割を果たすRFIDタグは、装置自身が放射する電磁波からエネルギーを得て動作することが可能なため、電源インフラが喪失するような大きな災害時の情報伝達ツールとしての活用が期待されます。
今回の研究では、携帯端末への搭載など一般的に普及しているHF帯と、読み取り距離が長いUHF帯という2種類の周波数帯のそれぞれにおいてデータ交換が可能かを検証しました。その結果、HF帯とUHF帯を使用して、テキストベースのデータを効率的に情報伝達できることがわかりました。この技術を使うことで、電源インフラが喪失するような災害時も、必要な情報を検索したり、外国人や視覚障がい者が情報を取得したりすることが可能になるといえます。
今回の実績は、RFIDタグを利用した意義ある研究成果として、株式会社東北システムズ・サポートが運営するRFID情報ポータルサイト「RFID Room」でも紹介されています。
https://rfid.tss21.co.jp/ex/casestudy/education/ibaraki-univ.html