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インタビュー:茨城大学工学部の教授たちの挑戦
 
「工学と医学のコラボレーションが人の命を救う」
 
増澤 徹 教授
機械工学科
 
 
「機械工学」はどんなことを勉強する分野なのでしょうか。
 
デスク   工学の基礎的な領域を学ぶ学科です。
  たとえば、自動車一つとっても、さまざまな機械工学技術が集まっています。エンジンでガソリンを燃焼させることで動力が生まれ、その動力を車輪に伝える機構が必要です。車体や走らせるための各機構は壊れないように作らなければなりませんし、エンジンでは熱や流体がどう移動するのかが重要です。また、最近の車はコンピュータで制御していますから、コンピュータの知識も必要ですね。これは医療機器など他の機器でも同じです。
 
  茨城大学の機械工学科は、「エネルギー工学」「設計工学」「生産技術工学」と、大きく3分野で構成されています。入学すると、まず機械工学の基礎となる数学や力学を学び、各専門分野の基礎知識を習得した後、それぞれ興味のある研究室を選び、専門応用領域について学習・研究します。
  本学の機械工学科は、学部から大学院まで、JABEE(日本技術者教育認定機構)対応のカリキュラムで、国際レベルの高度な技術者教育を行っています。学部卒業生の約4割が大学院に進み、学部も大学院も100%近い就職率を誇ります。
 
「医用生体工学・生体材料学」とは、どんな分野ですか。
 
  ひと言で言うと、人を救うための機械について学ぶ分野です。歴史をさかのぼると、機械工学の技術発展は、軍事目的の開発に牽引されてきたわけですが、それとは対照的ですね。人の体に埋め込む人工臓器や、パワードスーツのような福祉用ロボットなど、人に密着して使われる機械が多い。ここ20年くらいで発展した比較的新しい研究分野です。
  医用生体工学や生体材料学が発展した背景には、コンピュータの進歩があります。人間の生命に直接関わる機器ですから、非常に細かい制御が必要なわけで、コンピュータの役割が大きい。もちろんそれ以前にも医学部と工学部のコラボレーションはありましたが、最近はこれまで以上に、密接かつ積極的に工学が医学に応用され、新しい治療機械など命を救うための技術開発が活発になっています。
 
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