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インタビュー:茨城大学工学部の教授たちの挑戦
 
 
 
増澤徹教授
増澤 徹 (ますざわ とおる)
工学博士
1960年東京生まれ
1982年東京電機大学工学部 卒業
1987年東京電機大学大学院博士後期課程 単位取得満期退学
1987年東京大学工学部 助手
1990年国立循環器病センタ−研究所
1998年茨城大学工学部 助教授.現在,同大教授.
日本における人工臓器の研究開発は、国際的にどう評価されていますか。
 
  日本の研究開発は非常に進んでおり、高く評価されています。しかし、実用化が進んでいるのは、残念ながら欧米諸国です。それは、日本ではまだまだ、ベンチャー企業やそこで開発された技術に対し、受け入れ態勢ができていないという、日本社会のシステム上の問題があるためです。
  しかし最近、アメリカ、ヨーロッパ、日本で、医療機器の国際基準を作ろうという動きもあります。それが実現すれば、日本で開発された最新技術が、国内はもとより世界各国で活用されることも夢ではないでしょう。
 
こうした研究開発が進むと、どんな社会が実現するのでしょうか。
 
  ポイントは「クオリティー・オブ・ライフ(QOL)」です。今までの工業技術は、いかにわれわれの生活を楽にするがに主眼が置かれていましたが、これからはいかに生活の質を上げるか。皆が死ぬ寸前まで元気に働ける――そんな社会を実現するために、われわれは頑張っています。
 
  実は2006年、「茨城ライフサポート・コンソーシアム(ILiS)」という研究者ネットワークを設立しました。茨城県内の大学のほか、地元の企業・団体でライフサポート関係の研究・開発に携わっている人たちのネットワークです.その活動の一環として茨城大学、茨城キリスト教大学、筑波技術大学,地元企業と、ITを使った食生活管理プロジェクトを立ち上げ,茨城県の助成で新しい食事管理システムを開発中です。これもQOLに関わる活動の一つです。
 
最もやりがいを感じるのは、どんなときですか。
 
  達成感は毎日ありますね。私の場合、研究も教育も好きですから、学生たちと一緒に考えたものが実物になり、実際に動いたとき、本当に今の研究は面白いなと思います。それは子どものころ、博士や科学者に憧れていた当時に通じる気持ちかもしれません。
 
茨城大学工学部を目指す人たちにメッセージをお願いします。
 
  自分の研究開発が大なり小なり人の役に立つところが、工学部の魅力だと思います。また、考えたものが目に見える形になることも、工学部の面白さですね。
  最近、工学部離れということも言われますが、工学技術は、私たちが毎日幸せに過ごせる社会や生活に必要不可欠なものです。興味を持って門戸を叩く方は誰でも大歓迎です。皆さんの入学を心から待っています。質問があれば気軽にメイルをください。
 
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