茨城大学工学部で、JABEE会長を招き「FD研修会」を開催
工学部は、12月24日(金)イノベーションルーム(E5棟8階)会議室において教員63名が出席してFD研修会を開催した。
本FD研修会は、教育改善委員会の発議によりJABEE受審に向けた対応、並びに本学で導入・活用しているe-learningシステムRENANDI及びALCを用いた効果的な授業例等の紹介による教育スキルの向上を目的として企画された。 友田陽工学部長の挨拶のあと、JABEE会長の 木村孟 大学評価・学位授与機構特任教授より「JABEE認定制度について」と題して、JABEEのあゆみ・目的、今後の発展等に関する熱の入った講演があった。
続いて、JABEE基準委員会委員長の 牧野光則 中央大学理工学部学部長補佐・教授が「JABEE 2010年度以降の(主な改定点の)対応について」と題して、最新の主な改定点の紹介及び問題も含めて講演があった。工学部では全8学科がJABEE受審済もしくは準備中であり、質疑応答ではJABEEの審査方法についての多くの質問が出され活発な意見交換が行なわれた。 後半では、大学教育センターからRENANDI利用の事例紹介があり、大学教育センター教員及び工学部教員が「RENANDIを用いた効果的な授業例」と題した講演を行った。次に、「e-learningシステムを活用した英語教育」の事例として、学部:「実用英語演習A、B」-英語力強化 TOEICスコアアップ-と題した講演があり、さらに、大学院:「国際コミュニケーション演習」-TOEICと技術英語-と題した講演があった。講演では、統計データが紹介され、現状認識と今後の充実に向けてのさらなる意識向上が図られた。
研修会は、3時間以上の長時間に亘り多くの教員が最後まで関心を持って討論し有意義なFD研修会となった。