工学部4年の学生が日本水環境学会年会学生ポスター発表賞を受賞しました
工学部 藤田昌史 准教授の研究室に所属する明石詢子さん (工学部 4年) が2014年3月に東北大学で開催された日本水環境学会年会で学生ポスター発表賞を受賞しました。
この研究は、都市システム工学科の卒業研究発表会で最優秀発表賞を受賞したものであり、学会でも優秀と認められました。
◎発表題目 「水道管内流水中の懸濁物質の生成に及ぼす流下距離の影響」
*明石詢子さんのコメント*
この度は、日本水環境学会年会学生ポスター発表優秀賞を授与していただき、誠に光栄に思います。近年、インフラの老朽 化対策は社会的な課題となっておりますが、そのなかで私は、老朽化した水道管を簡易に検出する方法を検討しています。具体的には、水道管ネットワーク上に ある消火栓から採水し、その水質を解析することにより、水道管内面の老朽化を診断する手法の確立を目指しています。本学会では、水道管の管材や内面塗装に 由来する懸濁物質の生成機構やどのくらいの区間距離で老朽化診断が可能か検討した結果について発表しました。初めての学会発表だったため、うまく説明でき なかった点が多々あったと思いますが、ご意見をいたいただくことで、自分の研究を深く考える良い機会となりました。私が研究を行うにあたり熱心なご指導と ご助言をくださいました指導教員の藤田昌史先生、茨城県工業技術センターの石渡恭之博士、水道水のサンプリングにご協力いただいた日立市役所水道課の皆様 には厚くお礼申しあげます。また、現地調査や膨大なろ過作業をサポートしていただいた工学部都市システム工学科水圏環境研究室の皆様にこの場を借りて深く 感謝いたします。
■ 表彰状を持つ明石詢子さん