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工学部 物質科学工学科4年(現:量子線科学専攻 博士前期課程1年)の西場穂佳さんと山本泰生さんが日本金属学会第42回優秀ポスター賞を受賞しました

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工学部 物質科学工学科4年(現:量子線科学専攻 博士前期課程1年)の西場穂佳さんと山本泰生さん(西研究室所属)が、2024年3月12日、東京理科大学葛飾キャンパスで開催された日本金属学会2024年春期大会において、第42回優秀ポスター賞を受賞しました。この賞は、大会中に行われたポスターセッション発表者を対象に表彰されるものです。180件の発表のうち37件が優秀ポスター賞として受賞されました。37件の受賞のうち同じ研究室が2名受賞したのは茨城大学だけで極めて快挙です!!

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西場穂佳さん(右)と山本泰生さん(左)

西場穂佳さん

西場穂佳さんのタイトル

最適なFAST材料探索のための熱浸透率測定

概要

現在、熱エネルギーを電気エネルギーに相互に変換できるFe-Al-Si系熱電材料(FAST材料)が注目されています。熱電変換効率を評価する上で熱浸透率は重要なパラメータのひとつであり、低いほど変換効率は良い傾向となります。そこで本研究では、組成の異なる6相のFAST材料を熱浸透率測定し、材料分析の結果と対応して熱物性評価の立場から高い熱電変換効率に寄与するFAST材料について検討しました。その結果、τ1 相(平均組成:Al23.4Fe38.8Si37.8)の組成比のFAST材料が高い熱電変換効率に寄与することが明らかとなりました。今後、この知見がFAST材料の普及拡大に役立つことを期待しています。

西場穂佳さんのコメント

この度は、日本金属学会2024年春期講演大会 優秀ポスター賞を受賞できたこと、大変嬉しく思っています。本研究では組成傾斜のつけたFAST材料の熱浸透率測定を行い、熱物性評価の立場からτ1 相(平均組成:Al23.4Fe38.8Si37.8)の組成比のFAST材料が高い熱電変換効率に寄与することが明らかとなりました。今後は、τ1 相の中でどの組成比が高い熱電変換効率をもつかを熱浸透率測定の観点から調べたいと考えています。今回の受賞は、指導教員である西 剛史先生や太田弘道先生、そして池田輝之先生、池田研究室の河野紗佳氏ほか、先輩や同期、周りの方々に支えられたおかげです。この受賞を励みに、より一層今後の研究活動に邁進してまいります。

山本泰生さん

山本泰生さんのタイトル

るつぼ回転粘度計を用いた溶融球状黒鉛鋳鉄(FCD)の粘度測定

概要

るつぼ回転粘度計はワイヤーで懸垂したるつぼ内に溶融試料を添加した系に回転振動を与え、減衰の様子を捉えることで試料の粘性を測定する装置です。本研究では自動車部品に多く用いられる球状黒鉛鋳鉄FCD450, FCD600, FCD700の粘度を1160~1520℃の温度域で測定し、物性値の評価を行いました。鋳鉄の粘度を測定することで、鋳型設計に欠かせない湯流れ解析シミュレーションの高精度化が期待されます。

山本泰生さんコメント

この度は日本金属学会2024年春期大会において優秀ポスター賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。ご指導頂いた西 剛史教授、太田弘道名誉教授をはじめ、研究室の方々に心より感謝申し上げます。この経験を励みに、これからも精一杯研究に取り組みたいと思います。

関連リンク

量子線科学専攻(物質科学工学科) 西研究室

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