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インタビュー:茨城大学工学部の教授たちの挑戦
 
 
 
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屋上に設置したアンテナで、雷や地震の発生にともない発生する電磁波をキャッチし、データを分析する。
 
日本におけるアンテナ研究は、国際的にどう評価されているのでしょうか。
 
  世界的に高いレベルにあると思います。日本では、特に性能・機能追求型の研究が多いですね。
 
より快適な人間から人間への通信が実現するために、今どんな研究がなされていますか。
 
  私たちアンテナ工学の研究者が、パターンコントロールアンテナの開発を推進する一方で、無線通信分野の研究者は信号処理の研究から、よりよい通信環境を実現しようとしています。お互いライバルではありますが、しかし私どももアンテナの世界だけに閉じこもっていては、成功はむずかしいと思います。やはり他分野からの見方も勉強して、どこから攻めればいいのか、全体を見ながら研究開発をしていかないと。
 
将来的にどんなことを実現させたいと考えていますか。
 
  無線通信アンテナの技術をつかって、別の社会貢献をしたいと思っています。たとえば、Googleは検索エンジンとして抜群の性能があり、コンピュータの世界で活躍しているわけですが、それをリアルな世界で実現させたい。私は研究室でしょっちゅう探しものをするんですが、それこそ究極的には書類の1枚1枚のありかを探す技術に、無線通信やアンテナの技術が使えないだろうかと、個人的に十分な動機をもちながら、考えています(笑)。
 
  Suicaとか電子マネーのEdyは、RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれるシステムで、5o〜1cmの距離での通信なのですが、それをUHF帯の電波を使って1〜5mの距離まで離して使えるだろうと。RFIDもソフトの部分はさておき、ハード面ではアンテナの技術がかなり重要です。アンテナの特性を利用した部分が、キー技術になるだとうと考えています。
 
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